図面はウソをついてはいけない 使える図面を生み出す力

2016.10.26

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施工図の作図が手書きからCADに移り変わったばかりの頃、ある現場にて図面を書いていた時の事ですが、職人さんの一人から作図のミスを指摘されたときに「何気に図面がきれいだと騙されるからな」と冗談交じりに言われたことがありました。自分もその時は、何気なく聞き流していたのですが、立場が変わって図面をチェックする側となった時、ふとその時の事を思い出しました。手書きからCADでの作図と変わり、図面の情報量も圧倒的に増えてきている現況で、私たちの提供している図面がきれいに出来上がっている様で、はたしてそれを見ながら作業する側にとって最適なわかりやすい情報の図面になっているのだろうかと思っています。手段は変われど、その図面本来の使用目的を理解し、必要な情報をとりだし、寸法ひとつに至るまで何故それが必要なのかを常に問いかけながら作図してゆく事が使える図面を生み出す力というものに、つながっていくのではないでしょうか。

取締役 千葉和久